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2010/05/24

春季「石山寺と紫式部」展 より(3)


現在開催中の春季「石山寺と紫式部」展。

20100318-2.JPG

今季は、
「『源氏物語』の都(みやこ)と鄙(ひな)
 付:光明皇后千二百五十年御忌によせて」
というテーマのもと、
石山寺の宝物や、紫式部と『源氏物語』を題材にした作品を
展示しております。

このブログでは、現在展示中の作品のうち、
数点を選んで、ご紹介してまいります。


第3回目は、長谷川雪旦筆「源氏物語図 須磨」です。

20100524.jpg

須磨に流された源氏が、
海を眺めて都を恋しく想う場面が描かれています。
源氏が立つ廊の藁葺きの屋根が、
鄙の趣を感じさせます。


『源氏物語』は、
「今宵は十五夜なりけりと思し出でて、殿上の御遊び恋ひしく.....」
という「須磨」巻の一節から、
書き始められたといわれています。
紫式部は、源氏の行く先をなぜ須磨に設定したのでしょうか。


作者の長谷川雪旦(1778-1843)は、
雪舟に私淑したと伝えられ、
「江戸名所図会」など名所記の挿絵で知られる画家です。
景観の描写は精細で奥行きがあり、
名所図会の経験が活かされているといえます。




春季「石山寺と紫式部」展 より(2)
春季「石山寺と紫式部」展 より(1)