2013年 秋季石山寺と紫式部展

絵巻と源氏絵のディテール

【併設展示】勢多唐橋東西大綱引合戦開催記念
「石山寺と勢多の唐橋」

絵巻と源氏絵のディテール

 紫式部が参籠し『源氏物語』の構想を練ったという伝承が残る石山寺では、春と秋に石山寺の歴史や文化、ゆかりの紫式部と『源氏物語』にちなんだ展示を行っています。

 紫式部が、女房として仕えていた上東門院に新しい物語の執筆を依頼され、 石山寺に参籠して琵琶湖の湖面に映る十五夜の月を眺めている時、心の中に物語の一場面が想起され、それをきっかけとして、あの長く、 複雑で、しかも深く読者の心をとらえる『源氏物語』が紡ぎだされたという言い伝えは、物語そのものと同じくらいに人々の心をとらえ、多くのものを生み出しました。

 その1つが、『源氏物語』を絵画化した「源氏絵」です。紫式部は、『源氏物語』のあちらこちらに無数の「小さきもの」をちりばめていますが、源氏絵にはどのように描かれているのでしょうか。 「小さきもの」とは何なのか、また物語の中でどのような役割を担っているのか、じっくりご覧ください。

 「源氏絵」とともに、ディテールをご覧いただきたいのが、「石山寺縁起絵巻」です。今季は、社会科や歴史の教科書にも頻繁に登場する第5巻第3段の勢多橋(瀬田の唐橋)や宇治の宇治橋が描かれた有名な場面で、 昨年お披露目された新作狂言「石山寺霊験」のもとになった場面でもあります。絵を読む楽しさを知っていただけましたら幸いです。

 なお、今回は10月19日に瀬田の唐橋にて勢多唐橋東西大綱引合戦が開催されるのを記念して、石山寺と瀬田の唐橋に関する資料を併設展示しておりますので、こちらもご覧ください。

 また、『源氏物語』全編を「完読」できる展示「54歩で読む源氏物語」を、淳浄館(参道脇)で行っています(2016年11月まで。入場無料)。併せてご覧ください。

期 間: 2013年9月1日(日)~11月30日(土)
終了いたしました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
午前10時~午後4時(入館は午後3時45分まで)
会 場: 石山寺豊浄殿  (石山寺への交通アクセスはこちら)
入場料: 大人 200円(160円)
中・高校生 200円(130円)
小学生 100円(80円)
※別途入山料が必要です。カッコ内は30名様以上の団体割引料金です。
芭蕉自画賛句 伝土佐光則筆 源氏物語画帖 源氏八景」朝顔
「芭蕉自画賛句」
松尾芭蕉筆 (江戸時代)
伝土佐光則筆「源氏物語画帖」
胡蝶 (江戸時代)
「源氏八景」朝顔
(江戸時代)

主な展示品:

  • =重要文化財>
  • 銅造観音菩薩立像(白鳳時代)
  • ・木造大日如来坐像(平安時代)
  • 木造維摩居士坐像(平安時代)
  • ・谷文晁本「石山寺縁起絵巻」第五巻 谷文一ほか筆(江戸時代)
  • ・京極家伝来「源氏物語図画帖」土佐光起筆(江戸時代)
  • ・「石山寺眺望図」久隅守景筆(江戸時代)
  • ・「紫式部図」土佐光成筆(江戸時代)
  • ・「源氏物語五十四帖貼交屏風」(江戸時代)
  • ほか

ご好評いただいておりました「石山寺と紫式部」展における小・中学校さま対象の無料観覧は、諸事情により今年春季より中止となりました。悪しからずご了承下さい。 今後は、教育旅行向け特別企画「紫式部ゆかりの石山寺で『源氏物語』を学ぶ」をご利用下さい。

教育旅行向け特別企画「紫式部ゆかりの石山寺で『源氏物語』を学ぶ」ご案内

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紫式部ゆかりの石山寺で『源氏物語』を学ぶ

 お問い合せ先: 大本山石山寺
 〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1-1-1 / Tel:077-537-0013