2014年 秋季石山寺と紫式部展

源氏物語と女性たち

源氏物語と女性たち

 紫式部が参籠し『源氏物語』の構想を練ったという伝承が残る石山寺では、春と秋に石山寺の歴史や文化、ゆかりの紫式部と『源氏物語』にちなんだ展示を行っています。

 『源氏物語』の作者はもちろん紫式部です。物語の執筆を進めたのは上東門院彰子で、新しい物語が読みたいとおねだりしたのは選子内親王です。つまり発案者も作者も読者も女性で、『源氏物語』は宮中の女性のネットワークが生み出した作品といえるでしょう。

 その後、多くの女性読者を得てきた『源氏物語』ですが、時代と社会の変化によって、物語の管理の主流はやがて男性側に移っていきます。一方、女性読者は『源氏物語』を楽しむ新しいてだてを編み出します。その一つが近年注目され始めた「白描画」の『源氏物語』です。室町時代に「小絵(こえ)」と呼ばれる小型の白描の物語絵巻が流行しますが、『源氏物語』の女性読者たちも、自分たちの手で墨一色の小さな絵巻を制作しています。

 今季は、このような女性たちの素朴な白描の源氏絵にあわせ、絵師による流麗な白描の源氏絵も一緒にご紹介いたします。それぞれがもつ魅力を楽しんでいただければ幸いです。

 なお、今回は、2011年秋季石山寺と紫式部展でご紹介した、最古の紫式部図「紫式部聖像」とその最新の研究成果や、本年も行われることとなった勢多唐橋東西大綱引合戦にあわせて「石山寺縁起絵巻」第5巻の勢多唐橋の場面、また、世界記憶遺産登録をめざす石山寺一切経(重要文化財)と校倉聖教(重要文化財)についてもご紹介いたします。

期 間: 2014年9月1日(月)~11月30日(日)
終了いたしました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
午前10時~午後4時(入館は午後3時45分まで)
会 場: 石山寺豊浄殿  (石山寺への交通アクセスはこちら)
休館日: 「石山寺と紫式部」展開催期間中(3/18-6/30、9/1-11/30)は無休。
滋賀県南部に暴風警報および特別警報が発令された場合は閉館することがありますが、午前11時までに解除された場合は正午より開館いたします。
入場料: 大人 200円(160円)
中・高校生 200円(130円)
小学生 100円(80円)
※別途入山料が必要です。カッコ内は30名様以上の団体割引料金です。
紫式部聖像

主な展示品:

  • =重要文化財>
  • 銅造観音菩薩立像(白鳳時代)
  • 如意輪観音坐像(旧御前立ち、平安時代)
  • ・土佐光起筆「石山寺縁起絵巻」第5巻(江戸時代)
  • ・「白描源氏物語絵巻断簡」(室町時代)
  • ・「源氏物語歌合絵断簡」(室町時代)
  • ・板谷広隆筆「源氏物語図屏風」(江戸時代)
  • ・土佐光起筆「紫式部石山寺観月図」(江戸時代)
  • ・源氏かるた(江戸時代)
  • ほか
  • >> 出品目録はこちら(PDF)

教育旅行に限り、石山寺豊浄殿入館料無料(入山料別途必要)でご観覧いただける特別企画を2016年まで行っております。この機会にぜひご利用下さい。

教育旅行向け特別企画「紫式部ゆかりの石山寺で『源氏物語』を学ぶ」ご案内

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教育旅行向け特別企画「紫式部ゆかりの石山寺で『源氏物語』を学ぶ」

 お問い合せ先: 大本山石山寺
 〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1-1-1 / Tel:077-537-0013