浅井家ゆかりの観音さま 特別拝観
―同時初公開 明智弥平次(左馬助)関係古文書「山岡景以舎系図(やまおかかげこれいえのけいず)」―

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浅井家ゆかりの観音さま 特別拝観 ポスター

淀殿の曾祖父である浅井亮政公ゆかりの如意輪観世音菩薩半跏像の特別拝観
<開催期間 2020年10月31日(土)〜12月1日(火)>

本年2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、戦国武将たちの活躍が注目されています。その時代、石山寺は織田信長と足利氏最後の将軍足利義昭との争いの舞台にもなり、多数の堂宇や僧坊が焼かれています。慶長年間には淀殿によって伽藍の大復興が行われ、現在の石山寺の姿ができあがり、大きな恩恵を受けることとなりました。そういった時代、彼らはどのような信仰を持っていたのでしょうか。
この度の特別拝観では、淀殿寄進の本堂で、淀殿の曾祖父である浅井亮政公ゆかりの如意輪観世音菩薩半跏像の特別拝観を行い、および本年5月に発見された明智弥平次(左馬助)関連の古文書「山岡景以舎系図(やまおかかげこれいえのけいず)」を初公開いたします。「山岡景以舎系図」は「湖水渡り」の伝説の元になった可能性が高く、注目される資料です。
戦国ゆかりの人物たちの信仰について触れる一助となれば幸いです。

概要

期間2020年10月31日(土)〜12月1日(火)
会場大本山石山寺 本堂内陣(石山寺への交通アクセスはこちら)
拝観料大人 500円(400円)/小学生 250円
※別途入山料600円が必要です。(参拝料金はこちら)
※カッコ内は30名様以上の団体割引料金です。
※小学生の団体料金の取扱いはありません。

浅井亮政公ゆかりの如意輪観世音菩薩半跏像(室町時代)

かつて近江長浜に弥勒寺という寺があり、そちらのご本尊だった如意輪観世音菩薩。その後各地を転々として平成6年に石山寺に寄贈されたこの像は、調査の結果、浅井亮政公ゆかりのものと判明しました。慶長年間に石山寺境内の大規模な修繕を行った淀殿の曾祖父にあたる人物です。
石山寺と浅井家の浅からぬご縁を感じる仏さまです。

如意輪観世音菩薩半跏像 写真
如意輪観世音菩薩半跏像
台座裏の墨書 写真
台座裏の墨書

新発見「山岡景以舎系図(やまおかかげこれいえのけいず)」

令和2年5月18日、石山寺が所蔵している文化財の中から、現在放映中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物として注目を集めている、明智弥平次秀満(左馬助)に関する古文書が発見されました。
今回発見した古文書は、戦国武将明智光秀の重臣の一人である明智秀満(左馬助)が1582(天正10)年の本能寺の変の直後、瀬田城主山岡景隆に船戦(ふないくさ)を挑んだことを記したものです。秀満は愛馬に乗ったまま琵琶湖を渡った「湖水渡り」の伝説で知られていますが、関連する史料が少なく、今回の資料の発見は注目されています。

山岡景以舎系図 写真
山岡景以舎系図

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