三十三年に一度 および
新天皇即位の翌年にのみ開かれる勅封秘仏
石山寺の本尊は、普段は何人たりとも見ることのできない秘仏であり、厨子の前には代わりに「御前立尊」が安置されています。この扉は33年に一度および天皇陛下の御即位の翌年にのみ開かれ、平成28年(2016)には33年に一度の本尊観世音の御開扉を行いました。「33」という数字は「観音経」に説かれる「観世音菩薩は三十三の姿に変化して人々を救う」という記述にちなむものです。
この度令和2年(2020)には、天皇陛下の御即位を祝して勅封御本尊の御開扉を行います。勅封とは、勅命(天皇の命令)により封印されることをいいます。開封式の法要には勅使の立ち会いの下、厳粛に御扉が開かれます。古来より人々の信仰を集める御本尊如意輪観世音菩薩は、作品としても永長元年(1096)に造立された優品であり、重要文化財に指定され優れた像容を示しています。
一丈六尺(約5メートル)の巨大な像でありながら、その穏やかで優美な姿は「慈悲の仏」というにふさわしく、円満な表情で衆生を見守っています。
行事概要 一般参加可
期間 | 2020年3月18日(水)~8月10日(月) |
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時間 |
午前10時~午後4時(最終入場 午後3時45分) |
本堂内陣 特別拝観料 |
一般:大人〜中高生500円、小学生250円 団体(30名以上):大人〜中高生400円 |
入場料 |
一般:大人〜中高生600円、小学生250円 団体(30名以上):大人500円、中高生350円、小学生200円 |
セット券 |
午前9時~午後3時30分 ①入山料+②本堂特別拝観料 一般:1,000円、団体なし |
会場 | 石山寺本堂 |