『源氏物語』に登場する手紙の種々相を、石山寺所蔵の画帖や屏風を通じてご紹介
<開催期間 2017年3月18日(土)~6月30日(金)>
紫式部が参籠し『源氏物語』の構想を練ったという伝承が残る石山寺では、春と秋に石山寺の歴史や文化、ゆかりの紫式部と『源氏物語』にちなんだ展示を行っています。
手紙は基本的にはメッセージを人に伝える方法の一つとして生み出されたものですが、その実用的な用途を越えて大きな働きをすることがあります。研究によると『源氏物語』五十四帖には271通もの手紙が登場するそうですが、この中で手紙は登場人物の心情を写し出すだけでなく、時には物語を大きく転換する役割も担っています。
今季は、そのような『源氏物語』に登場する手紙の種々相を、石山寺所蔵の画帖や屏風を通じてご紹介いたします。また、国宝「淳祐内供筆薫聖教」のうち「大師文章」(期間4月29日から5月7日まで特別展示)をはじめ、最古の仮名書状として知られる、「虚空蔵菩薩念誦次第紙背消息」(重要文化財)や、「時鳥の願文」として有名な「伝法記」紙背書状(重要文化財)など、石山寺が所蔵する手紙の歴史史料として広く知られる所蔵品もあわせて展示いたします。
人々が手紙に込めた思いや『源氏物語』の魅力を知っていただく機縁になりましたら幸いです。
行事概要 一般参加可
期間 | 2017年3月18日(土)~6月30日(金) |
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時間 | 午前10時~午後4時(入館は午後3時45分まで) |
会場 | 石山寺豊浄殿(交通アクセスはこちら) |
休館日 |
「石山寺と紫式部」展開催期間中(3月18日〜6月30日)は無休。 滋賀県南部に暴風警報および特別警報が発令された場合は閉館することがありますが、午前11時までに解除された場合は正午より開館いたします。 |
入場料 | 一般(中学生以上) 300円(240円)/小学生 150円
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