白い硅灰石と黒い硅灰石
石山寺の絶好の撮影ポイント「硅灰石と多宝塔」。
春は桜、秋は紅葉が美しく、
このブログでも、おなじみのアングルですね。
この前に立って記念撮影された方も多いと思います。
同じような位置から撮影したこの2枚の写真。
上の写真は、晴れた日の硅灰石。
下の写真は、雨で濡れた硅灰石。
同じ硅灰石でも、かなり印象が違います。
水分を含んだ黒い硅灰石は、
近づいてみると、より重厚で迫るものがあります。
硅灰石は、水の底で石灰岩と花崗岩が熱作用によって溶け合い、
一つの層となって地表に表出している、世界的にも珍しい石で、
この山全体を硅灰石が覆っており、
国の天然記念物に指定されています。
桜や木々の葉がない冬の時期、
じっくりと硅灰石を楽しんでみるのもいいかもしれません。
石山の石にたばしる霰かな 芭蕉
石山の石より白し秋の風 芭蕉