9日は千日会でした。
8月9日にお参りすると、
千日の功徳があるといわれる千日会。
境内に吊るされた提灯とお塔婆が揺れるなか、
午前10時と午後7時から、
観音さまの御宝前において、
座主猊下の御親修のもと、
一山の僧侶が出仕して法要が行われました。
お塔婆には、亡くなられた方やご先祖の戒名や俗名を書き入れ、
供養のため提灯に吊るされています。
朝早くから、お塔婆の供養を申し込まれた方々が、
ゆかりの方の戒名や俗名を探して、
一つ一つお塔婆を見ていらっしゃいました。
お塔婆は、数日間拝んだ後、
8月16日の送り火法要にてご供養いたします。
午前10時の法要の際、
滋賀県果樹組合連合会ぶどう部会さまより、
今年も「紅式部(べにしきぶ)」という、
立派なぶどうを御奉納いただきました。
「紅式部」と名乗れるのは、
幻の紅ぶどうといわれる3つの品種のうち、
きびしい6つの基準をクリアしたものだけだそうです。
ぶどうの奉納も今年で3回目。
午前11時からは、門前で即売会も行われましたが、
お昼すぎには完売だったそうです!
午後6時ごろからは、提灯に明かりが灯り、
昼間とはまったく違った趣となります。
本堂
参道
多宝塔
石山寺の千日会の日にあわせて行われるのが、
地元の団体による毘沙門踊りと花火大会です。
その様子を少しご紹介します。
毘沙門踊りは、午後6時30分ごろから、
東大門前で行われます。
毘沙門踊りに先駆けて行われたのは、
コミカルダンスエンターテナーうまっちょさんのパフォーマンス。
信楽からは、信楽町観光協会のマスコットキャラクター
ぽんぽこちゃんが来てくれました。
先日の平城遷都1300年祭出展の際に、
大津市観光キャラクターおおつ光ルくん(石山寺在住)と
お友達になったご縁で、遊びにきてくれたそうです。
もちろん、おおつ光ルくんもいます。
一緒に写っているのは、
大津市の小学生ジャグリングパフォーマー木下洸希くん。
見事なジャグリングを披露してくれました。
木下くんは、おおつ光ルくんPR大使としても活躍しています。
そして午後8時15分からは、
滋賀県で最も歴史ある石山花火大会。
約1000発の花火が石山の夜空を彩りました。
今年の千日会も、
暑い中、たくさんの方がお参り下さいました。
ありがとうございました。