石山寺と淀殿(1)
石山寺ゆかりの人物といえば、
紫式部や源頼朝、松尾芭蕉、島崎藤村などを
思いうかべる方も多いと思いますが、
実は、浅井三姉妹の長女茶々(淀殿)も、
大変ゆかりのある方です。
以前このブログの2010年10月22日の記事
「浅井亮政公ゆかりの仏さま」でご紹介いたしましたように、
淀殿は戦国時代の戦乱によって荒廃していた
石山寺の復興のため寄進をして下さり、
そのことを記念して制作された額が本堂に残されています。
この額はこれまで高い位置に掛けられていたのですが、
このたび、ご覧いただきやすい場所に移動しました。
近くで見ると、額の上方の彩色が
きれいに残っているのがよくわかります。
(本堂内の撮影はできませんのでご了承ください。)
石山寺と淀殿、浅井氏の関わりについては、
3月18日から6月30日まで豊浄殿で開催される、
春季「石山寺と紫式部」展にてご紹介いたします。