多宝塔葺替工事 13
来年3月まで行われる国宝の多宝塔の
檜皮葺屋根葺き替え工事。
軒付を切り揃える作業が終わると、
水切り銅板が取り付けられました。
現在は、土居葺の傷みが激しかった部分を
葺き替えする作業が行われています。
土居葺には、柔らかくて水に強いサワラの木の板が使われています。
この木の板は長さ約24cmで、
水を吸い上げないよう、手割りされているそうです。
今回は軒先の補修だけですが、
数千枚の板が竹釘で留められます。
土居葺は、瓦葺の下に葺いてあることが多く、
檜皮葺の下に葺いてあるのは珍しいそうです。
石山寺多宝塔の土居葺は上層屋根にはなく、
下層屋根だけに見られます。
今葺かれている土居葺がいつ頃のものかはよくわかりませんが、
修理されたであろう痕跡があるので、
前々回の修理には、土居葺があったのではないかと
推測されます。
整然と葺かれたサワラの板が美しいです。
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