多宝塔葺替工事16
来年3月まで、
国宝の多宝塔は檜皮葺の屋根吹替工事を行っています。
今回は、
11月の半ばに始まった平葺と隅葺(すみぶき)の様子を
ご紹介します。
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平葺(大きな面の部分を葺くこと)の様子。
檜皮を下から重ねていき、竹釘で留めます。
檜皮は、込み足(葺き始め)は2分(0.6cm)、
その後2分→3分(0.9cm)→3分、
それ以降は4分(1.2cm)の間隔で重ねていきます。
平葺だけの状態の時は、
9cmもある檜皮の重なりがよく見えました。
屋根の隅の先端を葺いている様子。
全神経を集中されています。
隅葺。
檜皮は施工しやすくするため、
作業前に濡らして使用します。
隅葺が終わったところ。
柔らかな曲線とやさしい色合いが美しいです。
現在、亀腹などの補修を行っており、
今月中には、上層屋根の上目皮を葺き、
平葺が始まる予定です。
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