青鬼祭開催
青鬼祭(あおおにまつり)は、
平安末から鎌倉初期にかけて石山寺の一切経や聖教類を整備された
学僧 朗澄律師(ろうちょうりっし)の遺徳を偲ぶお祭りです。
「石山寺縁起絵巻」第六巻には、朗澄律師が、
「自分の死後は鬼の姿となって石山寺の聖教を守る」と誓って亡くなられ、
金色の鬼の姿となって弟子の行宴の前に現れた場面が描かれています。
このことにちなんで、律師のご命日が5月14日であることから、
毎年5月の第3日曜日に青鬼祭を行っています。
参道のお練り
今日は、9時30分より、
東大門横の青鬼さんの前で法要が行われました。
朗澄律師を偲ぶ庭園「遊鬼境」でも
法要が行われ、
東大門前では青鬼太鼓が披露されました。
青鬼うちわは、青鬼さんから手渡しされました。
用意した500枚はあっという間になくなってしまいました。
残念ながらお渡しできなかった皆さま、申し訳ありません。
東大門では、お昼ごろまで、
お参りの皆さまの福を願って、
降魔招福の大うちわによる薫風の授与が行なわれました。
大津市観光キャラクターのおおつ光ルくん(石山寺在住)も、
登場しました。
朗澄律師は高い位の僧侶ではありませんでしたが、
石山寺一切経(重要文化財)や校倉聖教(重要文化財)など、
約7000点もの貴重なお経や聖教(僧侶の修行用のテキスト)が
現在に伝えられているのも、
朗澄律師が、自ら著作をし、図像を描き、
これらのお経や聖教の整備に力を注がれたおかげでもあります。
朗澄律師とその偉大な功績を、このお祭りを通じて、
一人でも多くの方に知っていただけましたら幸いです。
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