石山寺ブログ

2013年8月26日石山寺ブログ

毘沙門会法要


20130826.jpg
今日は毘沙門会法要が行われました。
毎年8月26日は1年に1度の毘沙門天さまのご縁日。
石山寺の毘沙門堂のご本尊さまは
石山寺とこの地域を守ってくださっている兜跋毘沙門天さまです。
座主猊下と当山僧侶により法要が厳修され、
地域のみなさまがご参拝下さいました。
10世紀に造られたとされる兜跋毘沙門天さま(重要文化財)は、
がっしりした体躯ながら、すらっと背が高く、
親しみやすいお顔立ちで神将形のお姿をなさっています。
(有名な東寺の兜跋毘沙門天さまは西域風のお姿です。)
石山寺には、本堂の北東角にも11世紀作の毘沙門天さまがいらっしゃいます。
こちらは見上げるほど背が高く(半丈六という大きさです)
迫力がありますが、どことなく優雅な雰囲気もあります。
また、石山寺縁起絵巻第6巻には、
中原親能が和束の謀反の徒を鎮圧するために、
石山寺で祈ったところ毘沙門天さまが現れ、
無事、鎮めることができたことが記されています。
この場面は、昨秋の滋賀県立近代美術館での全巻公開や、
昨日まで行われていたサントリー美術館「谷文晁」展で、
ご覧いただいた方も多いと思います。
実は、毘沙門天さまは観音さまの三十三変化身の一つとされ、
観音さまのお寺である石山寺にとって大切なほとけさまなのです。
なお、兜跋毘沙門天さまがいらっしゃる毘沙門堂の中へは
お入りいただけませんが、外からお姿を拝んでいただくことはできます。
本堂の毘沙門天さまは、お内陣にお入りいただきますと、
お参りいただけます(内陣拝観料が別途必要)。
ご来寺の際は、
ぜひ毘沙門天さまもお参り下さい。

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さて、9月1日からはいよいよ秋季「石山寺と紫式部」展が始まります。
2013-02秋季式部展.jpg

クリックすると式部展の情報がご覧いただけます。
なお、石山寺と紫式部展でご好評いただいている
“54歩で読む「源氏物語」”の展示は、
2016年11月30日まで、
淳浄館(東大門を入って50mほど進んだ右側の建物)で
行っております(入場無料)。
ぜひお立ち寄りください。
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お問い合わせ
石山寺 Tel:077-537-0013
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