青鬼まつり
さわやかな青空が広がる中、
今日は青鬼まつりが行われました。
青鬼まつりは、毎年5月第3日曜日に開催される、
石山寺屈指の学僧 朗澄律師(ろうちょうりっし、1132-1209)の
遺徳をしのぶ法要です。
朗澄律師は、石山寺のお経や聖教の収集・整備・保存に尽力された方で、
死後は鬼となって石山寺とお経や聖教を守るという誓い通りに、
お弟子さんのまえに鬼の姿となって現れたことが
「石山寺縁起絵巻」に記されています。
江戸時代にはご命日の5月14日に朗澄忌が行われていたようで、
お座主ではなかった朗澄律師が、
後世長きに渡って大切に思われていることからも、
その功績の偉大さがわかります。
さて、
9時30分 、青鬼さんの前で、
座主以下当山僧侶による法要が始まりました。
3人の青鬼さんも焼香をして
法要中東大門前に立ちます。
東大門前の法要ののち、
朗澄律師ゆかりの遊鬼境でも読経します。
大きな石に刻まれているのは、
「石山寺縁起絵巻」に描かれた鬼の姿の朗澄律師です。
東大門前では、
地元の小学生たちが「青鬼太鼓」を披露してくれました。
迫力があって、とても上手でした。
毎年好評の青鬼うちわの無料配布。
青鬼さんが一人ひとりに手渡しします。
用意した400枚は15分でなくなってしまいました。
せっかくお越しいただいたのに、
お渡しできなかった方、申し訳ありませんでした。
東大門前では、
みなさまが元気でより良い毎日が過ごせますことを願って、
降魔招福の薫風の授与が行われました。
朗澄律師は、今も、石山寺と、
お寺に伝えられたお経や聖教を護っておられます。
律師の思いは、各時代の僧侶が受け継ぎ、
石山寺一切経(重要文化財、約4,600点)
石山寺校倉聖教(重要文化財、約2,000点)
石山寺深密蔵聖教(約20,000点)など、
質・量ともに貴重な経典・聖教類がほとんど散逸することなく
お寺に伝えられました。
これらの経典・聖教類の一部は、
毎年春と秋に開催される「石山寺と紫式部展」で
ご紹介しています。
また、修理が終わったばかりの石山寺校倉聖教は、
近々お披露目する機会がありますので、
その節はぜひご覧いただければと思います。
よいお天気に恵まれ、お陰様で無事、
今年も青鬼まつりを終えることができました。
お参り下さったみなさま、
青鬼まつり開催にあたってご尽力下さった石山観光協会のみなさま、
ありがとうございました。
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【重要なおしらせ】
2015年4月1日より入山料が改定されました。
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入山料改定について
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【開催中】
春季石山寺と紫式部展「源氏物語と屏風I」
6月30日まで
詳細はこちらをクリック↓
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淳浄館では、「54歩で読む『源氏物語』」展を開催しています。
2016年11月30日まで。入場無料。
詳細はこちら↓
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もっと石山寺を知りたい方は、
ボランティアガイドと巡る石山寺ツアー
をご利用ください。
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