石山寺ブログ

2016年9月16日石山寺ブログ

秋月祭1日目


毎年中秋の名月の日を含む2日ないし3日間に、
石山寺では、秋月祭(しゅうげつさい)を開催しています。
それは、平安時代、紫式部さんが参籠し、
湖面に映える八月十五夜の月を眺めているうちに、
物語の情景が脳裏に浮かび、書き留めた一説が
『源氏物語』の「須磨」「明石」に活かされたと伝わり、
また、近江八景の第一「石山の秋月」で知られていることから、
石山寺と中秋の名月との深い関わりにちなんで行われるものです。
今年は、9月15日(木)から16日(金)の2日間で、
昨日は、平日にもかかわらず、
多くの方にご来寺いただき、ありがとうございました。
まず、午前中は、
世界最古の長編小説『源氏物語』の筆者紫式部さんの
供養法要が行われました。
式部さんの生年月日やご命日はよくわかっていないため、
石山寺で物語を書き始められた旧の八月十五夜の日に、
法要を行っています。

この日は、本堂源氏の間の式部さんのお像に、
秋の実りをふんだんに使ったお膳をはじめ、
お月見のお団子、秋の果物、里芋、生御膳、秋の草花を
お供えすることになっています。
さて、夕方になり、
昼間の空を覆っていた雲は晴れ、
見事な大きな月が東の空に浮かびました。
20160915-2.jpg
昨日は少し南寄りに出ていたので、
月見亭から月が見られる時間は短かったのですが、
みなさま「石山の秋月」をゆっくり楽しんでおられました。
20160915-3.jpg  毘沙門堂
20160915-4.jpg 多宝塔前の「祝 石山寺」
今年は、ご本尊さまの33年毎の御開扉のため、
毎年本堂で行われる音楽や語りや踊りのイベントは、
多宝塔横の特設ステージで行われました。
昨日は、
第1部:フラメンコダンサーMiquiさんと
打楽器・マリンバ奏者宮本妥子さんによるフラメンコダンス
第2部:安田旺司&フレンズのみなさまによる
オペラコンサート
でしたが、どちらも本当にすばらしく、
いつまでも見ていたい、聞いていたいと思われた方も、
多かったのではないでしょうか。
20160915-5.jpg 安田旺司&フレンズ

また、夕方の開門前の17時45分からは、東大門前で
石山中学校のみなさんによる「青鬼太鼓」の披露がありました。
20160915-6.jpg
元気いっぱいの素晴らしい演奏でした。
本堂では、地元の「淡海創美会」の皆様による
竹灯籠の展示がありました。
20160915-7.jpg
夜の竹灯籠の様子は石山寺Facebookの方に載せています。
竹の透し彫りから溢れる光が美しいです。
本日(16日)、秋月祭2日目は、
18:00開門、21:00閉門(最終入山20:30)です。
月は月見亭周辺からご覧いただくのがおすすめです。
御開扉中の御本尊様の特別拝観も受け付けております。
月見亭横の芭蕉庵ではお茶席をご用意しております(有料)。
多宝塔横の特設ステージでは、19:00から19:40まで
六嶋由美子さんと野中久美子さんによる
「源氏物語ひとり物語&能管演奏」が行われます。
もうすっかりおなじみですね。
料金や時間等の詳細は下のバナー↓をクリックしてご覧ください。
2016秋月祭.jpg
※秋月祭のお問い合わせは石山観光協会へお願いいたします。
 石山観光協会 Tel:077-537-1105
秋の夜を石山寺でゆっくりお過ごしいただけましたら幸いです。
今夜も、お月さまが見られますように。
なお昨夜の様子は、新聞でもご覧いただけます。
◆京都新聞/中秋の名月、雲の晴れ間に源氏ロマン 大津・石山寺
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160915000187
◆朝日新聞滋賀版/中秋の名月 石山寺で秋月祭 http://www.asahi.com/articles/ASJ9H328CJ9HPTJB008.html

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石山寺のFacebook公式ページを立ち上げました。

↓こちらのバナーをクリックしてご覧ください。
大本山石山寺 Ishiyamadera Temple

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本尊如意輪観世音菩薩御開扉
↓クリックすると詳細がご覧いただけます。
2016年ご開扉.jpg
期間:2016年3月18日から12月4日まで
※本尊如意輪観世音菩薩さまの特別拝観と豊浄殿をご覧になる場合は、
石山寺入山料(600円)と御本尊さま特別拝観料(500円)と
豊浄殿入館料(300円)が一緒になった
「セット券」(1,200円、30名以上の団体は1,100円)をご利用ください。
セット券は、志納所(東大門から100メートル進んだ右側)にて、
午前9時から午後3時30分までお取扱いしております

なお、本堂内陣における本尊如意輪観世音菩薩の特別拝観の受付は、
午前8時から午後4時まで

豊浄殿の開館時間は午前9時から午後4時(入館は午後3時45分まで)ですので、
お時間に余裕を持ってご来寺いただけましたら幸いです。

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御開扉記念特別展示(石山寺と紫式部展)
「ほとけの誓ひおもきいしやま」
2016年3月18日から12月4日まで
※9月1日より一部展示替えを行っています。
「石山寺縁起絵巻」第四巻第五段(室町時代、重要文化財)
 →9月1日より 第五巻第一段(鎌倉時代、重要文化財)に入れ替え
「観世音菩薩如意摩尼陀羅尼経」(石山寺一切経のうち、平安時代、重要文化財)
 →9月1日より 「妙法蓮華経巻第八」(石山寺一切経のうち、平安時代、重要文化財)
「金剛三密鈔第一」(石山寺校倉聖教のうち、平安時代、重要文化財)
 →9月1日より 「蘇悉地羯羅供養法巻上」(石山寺校倉聖教のうち、平安時代、重要文化財)
「白描源氏物語絵巻」(江戸時代)
 →9月1日より「源氏物語絵巻 末摘花」(江戸時代、重要文化財)第4段詞・絵、第5段詞
土佐光吉筆「源氏物語図色紙」夕顔・帚木(江戸時代)→9月1日より 賢木・末摘花
「源氏物語十二面色紙」空蝉・賢木(江戸時代)→9月1日より 桐壺・紅葉賀
伝土佐光則筆「源氏物語図画帖」明石(江戸時代)→9月1日より 澪標
「源氏物語十二面画帖」野分・柏木(江戸時代)→9月1日より 少女・胡蝶
「源氏小鏡」第四(室町時代)→9月1日より 第五
*次回の展示替えは10月11日です。
詳細はこちら↓
2016年式部展.jpg

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「54歩で読む『源氏物語』」展
 詳細はこちら↓
54歩で読む源氏物語.jpg

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