おみくじの見方
お正月には多くの人が「おみくじ」を引かれたことと思います。
石山寺でも色々な種類のおみくじがあります。今人気の紫式部の開運おみくじも・・・↓
こちらは『源氏物語』に登場する和歌が書かれています。
安産の戌(いぬ)の日にちなんで、「犬吉みくじ」もあります。
全部で四種類のわんちゃんの模様があります。
おみくじには、その人に必要な漢字一文字とメッセージが書かれています。
かわいいですね。
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1番のおすすめは50円のおみくじです。
一番シンプルな、紙を折りたたんだおみくじ。
こちらは、平安時代の第18代天台座主であられた元三大師さま(良源さま)が作られた100種類のおみくじが元となっています。
私たちは「大吉」だと喜び、「凶」だと悪いと落ち込んだりしますが、
大切なのはそこではありません。
すべてのおみくじに漢詩が書いてあり、それがおみくじを引いた人への神仏からのメッセージになります。
「大吉」でも、漢詩や解説を読んでみると、実は「気をつけましょう」という内容だったり、
「凶」でも、これから良くなりますから辛抱して、という内容だったりします。
ですので、引かれたおみくじは木の枝に結ぶもよし、
あるいは持ち帰って一年間への自分への戒めにするのもよいと思います。
おみくじはなんとなく引かず、具体的なお悩みやものごとを思い浮かべながら引かれることがポイントです。
神仏からのお言葉ですので、大切にお持ちになるととてもよいと思います。