梅だより(1)
そろそろ梅の開き具合が気になる方も多いかもしれません。
石山寺では、2月5日に梅の開花を確認しました。
今年は例年よりも遅く、「咲き始め」と言うにもまだ早いですが、
こちらの花だよりにて開花状況をお伝えしてまいりますので、
ぜひチェックしてみてください。
《第一梅園 「薫の苑」》
毎年、境内三つの梅園のなかでは開花の進み具合が遅く、
現在は大きくふくらんだつぼみが多く見られる状態です。
こちらの梅園は、庭木風の古木を集めた梅園です。
石山寺の第三代目の座主 淳祐(しゅんにゅう)内供の住坊
「普賢院」があった場所とされており、
淳祐内供の書かれた「薫聖教(においのしょうぎょう)」(国宝)にちなんで
「薫の苑(においのその)」という名前がつけられた梅園です。
梅のつぼみがふくらんできています。
月見亭を見上げるこちらの場所は、「石山寺の梅」の象徴的なスポットです。
《第二梅園 「東風の苑」》
高低差のある場所に造られた梅園です。
こちらでは、開いた梅がちらほら見られます。
ロウバイは引き続き綺麗です。
大きく咲いた梅(後ろはロウバイ)
「東風の苑(こちのその)」の名前は、淳祐内供のお祖父さまである菅原道真の詠んだ句
「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」にちなんでいます。
開いた梅もちらほら
《第三梅園 「水仙の苑」》
第三梅園は光堂や紫式部像の周りに位置し、
日当たりが良いため毎年一番早くに梅が咲き始めます。
こちらの梅園だけだと「咲き始め」と言うことができそうです。
梅本来の自然な姿が見られるよう手入れされた梅園です。
なお、こちらでは梅と早咲きの桜(3月頃から)、水仙が同時期に楽しめることも魅力のひとつです。
日本水仙も咲いています
様々なお花が咲いてきた石山寺。
じょじょに近づいてくる春を感じます。
境内各所で、カンツバキも咲いています
↓梅園の場所はこちらの地図でご確認ください↓
https://www.ishiyamadera.or.jp/guide/precincts
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2月18日(日)からは、石山寺「梅つくし」スタート!
石山寺「梅つくし」
2018年2月18日(日)~3月18日(日)
↓詳細はこちらをクリック↓
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