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お知らせ

2021年10月15日お知らせ

第二回石山寺俳句大賞 入選発表

この度は「第二回石山寺俳句大賞」へ多くの投句をいただきまことにありがとうございました。12名の審査委員会にて1句ずつ丁寧に読ませていただき、以下の入選を決定いたしました。
なお、各賞の賞品は10月下旬にお送りする予定です。
また来年の中秋(9月10日)頃に、第三回の開催を予定しています。
今回、惜しくも入選されなかった方は、また来年にご応募いただければと思います。

応募総数 389句
応募者数 157名


◯紫式部賞(最優秀賞)

・門前共通商品券「光ルくんチケット」3,000円分
・石山寺紅葉ライトアップ「あたら夜もみじ」招待券ペア1組

秋の月 眺むる地球に 何思う
(61歳・男性)
名月も 雲かくれにし 自粛かな
(54歳・女性)

<選考委員より>
(秋の月)
なかなか出口の見えない苦難の日々の中で、私たちはいら立ち、周囲の人に対し優しさを忘れてしまっているかもしれません。そんな私たちをお月さまはどんなふうに見ているのでしょうか。思わずハッとしてわが心を省みることを教えられたありがたい句でした。

(名月も)
あいにくの曇天(雨天)になった9月21日の中秋に詠まれた句でしょうか。なかなか顔を見せてくれないお月さまへもどかしい気持ちを、紫式部の和歌「めぐり逢いて 見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」にかけた上手さが光りました。

 


◯松尾芭蕉賞(優秀賞)

・門前共通商品券「光ルくんチケット」2,400円分
・石山寺紅葉ライトアップ「あたら夜もみじ」招待券ペア1組

よそふ 式部の着物 広がりし
(女性)
観月に 会えぬ子と花 偲ぶ宵
(64歳・男性)
雲間から ウラストナイト 灯す月
(48歳・男性)

<選考委員より>
(山粧ふ)
今年は例年にないほど暑い日が続いている初秋ですが、いよいよ来週から秋らしい気候になるようです。そうすると、山々は色づきはじめ、ここ石山寺もいよいよ紅葉のシーズンを迎えます。そんな山々の賑わいを色艶やかな十二単になぞらえた美しい句でした。

(観月に)
多くの都道府県で緊急事態宣言が発令された中でのお月見の夜。会いたい人にも会えない、そんな時間の中で、月を見上げて思いを寄せることしかできない方も多かったと思います。
またお出かけも我慢されているのでしょうか。「花」にとても想いを感じました。

(雲間から)
奈良時代、山腹に大きく突出した硅灰石の上に観音様が安置されたことから始まった石山寺。その名の通り、巨石の圧倒的な存在感は参拝で訪れる方を魅了しています。そんな硅灰石(学術名「ウラストナイト」)を、月光が優しく照らす景色が美しく目に浮かびました。

 


◯石山秋月賞(佳作)

・門前共通商品券「光ルくんチケット」1,200円分
・石山寺紅葉ライトアップ「あたら夜もみじ」招待券ペア1組

刈る稲の 匂いに歩を止め 故郷想う
(女性)

上を向き きれいな月に 涙する
(57歳・男性)

居待月 カーテン揺れる コルトレーン
(女性)

ドライブスルー 尾灯連なる 十三夜
(58歳・男性)

池の鯉 そっと見上げる 今日の月
(81歳・女性)

<選考委員より>
(刈る稲の)
まさに新米の美味しい季節、少し郊外に行けば稲刈りの真っ最中ですね。かすかに漂う稲の香りにふと足を止め、田畑が広がる故郷の景色を思い出す。すっと胸に染み入る、優しい句に審査員も絶賛でした。

(上を向き)
月は母を連想させるのでしょうか。そうした句を今回多くお寄せいただきました。目の前のことにとらわれ過ぎている日常に、月の暖かな眼差しにふと心が癒される。太古の昔からずっとそうして月は私たちを見守り続けてきたのかもしれません。

(居待月)
お気に入りのジャズを聴きながら、月の出をまだかまだかと待つ。中秋とは言え、今年は特に暑さの残る夕べに、コルトレーンのサックスにあわせるように、空けたままの窓のカーテンが揺れる。そんな景色が目に浮かぶ秀逸でお洒落な句でした。

(ドライブスルー)
お月見と言えば団子が定番ですが、最近は季節限定のハンバーガーも秋の定番商品になっていますね。お家で食事することが多くなってしまった宣言下、いつもよりも長い車列だったのかもしれません。お月見のある風景をユニークに詠んだ句でした。

(池の鯉)
まだ眠りにつくほど深くない宵の口。鯉が水面にあがってきて静かに月を見上げる。「今日は満月か」、鯉がそんな風に眺めているのかもしれません。優しい言葉を使って何気ない静寂を表現した、とても洗練された句だと思いました。

 


◯雅賞(特別審査員賞)

・門前共通商品券「光ルくんチケット」2,400円分
・石山寺紅葉ライトアップ「あたら夜もみじ」招待券ペア1組

ファインダー 覗いて月に ウインクす
(女性)

お月見に 団子 笹 酒 マリトッツォ

<選考委員より>
(ファインダー)
満月の写真を撮ろうとカメラを構え、小さなファインダーを何度ものぞき込む。まるで月にウィンクしているようなその様子を、可愛く表現してくれました。撮影者の想いは月に届いたでしょうか。つい応援したくなる句でした。

(お月見に)
お月見と言えば団子。でもこの方は、さらにお酒や話題のマリトッツォまで用意して準備万端。句にある「笹」とは笹飾りのことか、「ささ(お酒)」のことか悩みました。が、きっとささ(お酒)だろうと推測。なにより豪華なお月見がとっても羨ましいです。

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