国宝 石山寺多宝塔 平成大修理

こちらの行事は終了しました

国宝多宝塔檜皮葺屋根葺替修理竣工について

平成23年7月より9ヶ月間の予定で行っておりました「国宝石山寺多宝塔平成大修理」。

ご参拝の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしておりましたが、おかげさまをもちまして、平成24年3月23日に国宝多宝塔檜皮葺屋根葺替修理が無事竣工いたしました。檜皮のやわらかな色合いが、多宝塔をより一層優美に見せてくれています。天然記念物の硅灰石の上に建つ多宝塔の美しく蘇った姿をぜひご覧下さい。

修理期間中は県の「再生活用事業」によって初層屋根付近に設けられた見学者用通路から、多数の皆様に修理の様子をご見学いただくことができました。

なお、屋根葺替に伴い本堂にお移りいただいておりました多宝塔本尊大日如来さまは、多宝塔へ戻られました。多宝塔の内部へお入りいただくことはできませんが、外からご参拝いただけます。
また、源頼朝公・亀谷禅尼供養塔は通常通りご参拝いただけます。

国宝石山寺多宝塔平成大修理概要

石山寺の多宝塔は、源頼朝公による寄進と伝えられ、下層の須弥壇上框裏面の墨書により建久5年(1194)に建立されたことが判明しております。建築年代が明確ものでは日本最古の多宝塔であり、鎌倉時代の当初の形を保つ遺構として貴重です。

明治34年(1901)古社寺保護法により特別保護建造物に指定され、昭和4年(1929)国宝保存法により国宝、同25年文化財保護法の施行により重要文化財と改称され、翌年には国宝に指定されております。なお、内部に安置される本尊は快慶作大日如来坐像(重要文化財)、内部の四天柱には密教の教義に基づいた54体の尊像が描かれ、重要文化財に指定されております。

石山寺の象徴の一つでもある多宝塔の前回の屋根(檜皮葺・ひわだぶき)葺替修理は昭和40年。以来46年が経過し、特に屋根の痛みが予想外にひどく、雨漏りによる腐朽等に対して、早急な「多宝塔平成大修理」が必要との結論に至り、幸いにも関係各所のご尽力と文化庁の積極的なご対応によって、この度、平成23年度国・県・市の補助事業として保存修理工事を開始する運びとなりました。期間は平成23年7月4日より平成24年3月までの予定です。

期間中は、御参拝の皆様にご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解ご協力賜わりますよう、お願い申し上げます。

国宝石山寺多宝塔平成大修理パンフレットはこちらからご覧になれます。

パンフレットダウンロード

工事予定

工事の進捗状況は、石山寺公式ブログ「石山寺四季のたより」をご覧ください。

平成23年

  • 7月4日より 素屋根(覆屋)仮設工事
  • 11月~12月 亀腹補修
  • 8月上旬 屋根上層解体
  • 8月下旬 屋根下層解体
  • 10月、12月 胡粉補修
  • 10月~12月 屋根下層軒付・平葺
  • 12月~平成24年2月 屋根上層軒付・平葺

平成24年

  • 3月下旬 工事終了

国宝石山寺多宝塔 屋根(檜皮葺)葺替修理現場のご見学について

この度の国宝石山寺多宝塔屋根(檜皮葺)葺替修理に併せて、県の補助による「再生活用事業」が行われます。これは、文化財を理解する上で修理の過程や成果が貴重であり、文化財の魅力を県内外へ発信する非常に良い機会という考えから、多宝塔の初重屋根の近くに見学用通路を設け、常に参拝者の方々に屋根(檜皮葺)を見学して頂けるようにするものです。

先人が大切に守ってきた多宝塔を、いつもとは違った形でご覧いただくことで、その魅力や技術をより身近に感じて頂けましたら幸いです。

こちらの行事は終了しました

見学期間 平成23年8月13日(土)より平成24年2月26日(日)まで
見学時間 午前8時より午後4時まで(予約不要)
料金 入山料のみでご見学いただけます。
(入山料 大人500円 / 小学生250円)
見学者通路より見た多宝塔初重屋根

注意事項

  1. ご見学の方の安全には配慮しておりますが、工事現場における見学となるため、見学用通路以外には絶対に立ち入らないで下さい。また、くれぐれも足元や周辺にお気をつけ下さい。
  2. 特にお子様をお連れの方は、お子様から眼を離さないよう十分お気を付け下さい。
  3. 檜皮葺等解体中(9月中旬頃まで)は埃がでますので、衣服などが汚れる恐れがあります。ご了承の上、ご見学下さい。また、アレルギーのある方はご注意下さい。
  4. 見学は多宝塔の東面からとなります。常に職人の作業の様子が見学できるとは限りません。
  5. 見学においては、以下の行為を禁じます。
    • 公開(見学用通路)範囲外へ立ち入る行為
    • 飲酒された方の見学
    • ハイヒール、スリッパ等の歩行に危険を伴う靴を履かれた方の見学
    • 飲食、喫煙、携帯電話を使用しながらの見学
    • 多宝塔本体、資材等に触れる行為
    • ペットを連れての参入(境内にはペットは同伴できません)
    • 危険物の持込み
    • 職人の顔の近景での撮影行為
    • その他修復作業の妨げとなる行為や安全上危険な行為
    • 石山寺関係者・工事関係者が禁ずる行為
    なお、修理工事現場における事故には、国、滋賀県、大津市、施工業者、石山寺は一切責任を負いかねます。
  6. バリアフリーへの対応等はしておりませんので、大変申し訳ありませんが車椅子での見学はできかねます。ご了承ください。

国宝石山寺多宝塔再生活用事業の特別現場見学会について

平成23年11月13日(日)に国宝石山寺多宝塔特別現場見学会が行われます。詳細や申し込み方法は、下記の滋賀県のホームページをご覧ください。

滋賀県ホームページ 県政eしんぶん
国宝石山寺多宝塔、国宝西明寺三重塔再生活用事業の特別現場見学会について
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/ma07/20111007_3.html

多宝塔の修理についてのお問合せ

滋賀県教育委員会事務局文化財保護課 建造物担当

TEL 077-528-4673
閉じる
  • JP
  • EN
  • zh-CN
  • zh-TW
  • KR