第五回 石山寺俳句大賞を開催いたします。<開催期間 2024年9月1日(日)~23日(月・祝)>
平安時代寛弘元年(1004年)、紫式部は時の中宮の新しい物語を読みたいという要望を受け、新しい物語を作るために石山寺に七日間の参籠をしていました。
そのとき、琵琶湖の湖面に映える十五夜の名月を眺めて、都から須磨の地に流された貴公子が月を見て都を恋しく思う場面を構想し、「今宵は十五夜なりけり」と書き出したのが『源氏物語』の始まりだったといいます。
この 『源氏物語』は続く時代の人々に大きな影響を与えました。それは和歌・連歌・俳諧・物語・小説・浮世絵などあらゆる分野にわたっています。
中でも松尾芭蕉は石山寺に仮住まいして多くの句を詠んだことは有名です。紫式部を偲んで「あけぼのは まだ紫に ほととぎす」と詠んだ句碑が、紫式部供養塔と並んで境内に建てられています。
今宵、おうちからでも、紫式部が眺めた同じ月の下、秋の風情や想いを句にしたためて投句してみてください。
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