青鬼祭
さわやかな五月の空のもと、
青鬼祭が行われました。
青鬼祭とは、
石山寺の学僧朗澄律師(ろうちょうりっし)の遺徳を偲んで行われる法要です。
朗澄律師は、石山寺の一切経や聖教の収集・整備に尽力された方で、
自分の死後は鬼の姿となって石山寺の聖教を守護し、
降魔招福を誓って亡くなられました。
「石山寺縁起絵巻」には、
死後、鬼の姿となって弟子の前に現れた朗澄律師の姿が描かれており、
法要は、杉葉で作られた約5メートルの青鬼像の御前で行われます。
まず、青鬼さん、蛍の精、座主猊下以下当山僧侶が、
参道を練り歩きます。
お練りが東大門に到着すると、
杉葉の青鬼さんの前で法要があり、
引き続き、遊鬼境でも法要が行われます。
法要後、青鬼うちわの無料配布が行われましたが、
用意していた400枚は、
あっというまになくなってしまいました。
残念ながらお渡しできなかったみなさまには、
申し訳ありません。
東大門では、大うちわによる
「降魔招福」の薫風の授与が行われました。
大津市観光キャラクターで石山寺在住の
おおつ光ルくんも、薫風にあたって、
元気いっぱいみなさまをお迎えしていました。
本日は、多くの方にお参りいただき、
賑やかな青鬼祭となりました。
ありがとうございました。