石山寺ブログ

2012年4月21日石山寺ブログ

弘法大師正御影供

今日は「弘法大師正御影供(しょうみえく)」の日です。
御影供とは、弘法大師空海さまの遺徳を偲ぶ法要です。
真言宗である石山寺では、
お大師さまがご入定(にゅうじょう)された(=亡くなられた)3月21日から、
1か月遅れで行なわれます。
朝早くから御影堂にて法要が厳修されました。
大壇には境内に咲いている桜を、
中央の弘法大師さま、
向かって右の開基 良弁僧正さま
向かって左の 第3世座主 淳祐内供さまの前には、
生御膳やお饅頭のほか、
乾物(昆布、湯葉、干瓢、高野豆腐、干椎茸、蒟蒻、油揚)を
お供えします。
これは、石山寺に古くから伝わる独特のお供えです。
20120421-1.jpg (2011年4月21日撮影)
ところで、中央の弘法大師さまは、
平成13年の修理の際、頭部内側から発見された墨書銘によって、
明徳2(1391)年の造立であることが判明しています。
鎌倉時代から南北朝時代までの数少ない在銘の大師像で、
その中で最も大きいお像です。

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