石山寺の紫式部(1) 紫式部といえば…
平安時代、紫式部が参籠し、
『源氏物語』を起筆したという石山寺。
紫式部ゆかりの寺ということで、
石山寺には、多くの紫式部像が伝わっています。
その中で、皆さまが最も目にされているであろう紫式部像が、
こちらの、土佐光起筆「紫式部図」です。
先の巡回展でご覧になった方も多いかと思いますが、
教科書、書籍、雑誌、テレビ番組などでも、
よく使われています。
紫式部といえば、
真っ先にこの絵が浮かぶ方があるかもしれません。
江戸時代の土佐派を代表する絵師、土佐光起(1617-1691)が、
宮廷の絵所預(絵所に所属する絵師の長)であった
承応3年から延宝9年(1654-1681)の間に描いたと、
考えられています。
紫式部像は、今後もご紹介してまいります。
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【 梅 情 報 】
ここのところ、冷え込む日が多かったので、
開花はあまり進んでいません。
ほとんどが、まだつぼみです。
第1梅園(薫の苑)
わずかに開花している木がありますが、
月見亭に近い数本だけです。
第2梅園(東風の苑)
一番開花が進んでいる木ですが、
見ごろとなるには、まだ時間がかかりそうです。
第3梅園
ほとんどがつぼみです。
一番日当たりの良い大きな木は、
つぼみがかなりふくらんできました。