石山寺関連記事のご紹介と石の上の足跡
石山寺が所蔵する、
・国宝「薫聖教」のうち「聖教目録」
・重要文化財「仏涅槃図」
の2点を、琵琶湖文化館へ寄託したという記事が
昨日の読売新聞朝刊と、今日の中日新聞朝刊(滋賀版)に
掲載されていますのでご覧ください。
読売新聞には、大寒の日の梅の写真も別記事で掲載されています。
雨上がりの午後、境内を歩いていると、
三十八所の裏の石の上に足跡を見つけました。
左足だけの仏足跡???
これは、実は、石のくぼみにできた水たまりなのです。
このあたりは、石伝いに下りて行くところで、
石の配置上、この石は左足で踏まざるを得ないようです。
よく見ると、石の左半分だけ色が変わっていますね。
特に一番踏まれるところが、足形にくぼんでしまったのでしょうか。
磐石劫とまではいきませんが、
石山寺の長い歴史を改めて実感しました。
※磐石劫(ばんじゃくこう)
劫とは古代インドにおける最長の時間の単位。
四十里四方の石を、天人が薄い衣で3年に1度撫で、
ついにその石がすり減り、なくなっても劫は尽きないとされ、
非常に長い時間を表す譬喩。
(石の大きさや年数には諸説あります。)