秋月祭最終日
12日の秋月祭(最終日)は、
旧暦の8月15日。中秋の名月の日でした。
この日は毎年、10時より紫式部供養法要が行われますが、
これは、式部さんが石山寺に参籠し、
湖面に映える八月十五夜の月を眺めているうちに、
物語の構想を得て書き始められた一節が『源氏物語』となった、
と伝えられていることから、
旧暦の八月十五日は式部さんを偲び供養する法要が
行われるようになったのです。
今回は、式部さんのご供養だけでなく、
東日本大震災および、先日の台風12号で犠牲になられた方のご供養も
一緒に行われました。
源氏の間の「紫式部図」の前のお供え。
下段の中央はお月見団子で、その左はサトイモです。
上段一番奥にはススキ、萩、菊が見えます。
日が暮れて、
東の空に月が出ました。
あいにく21時頃まで雲が薄くかかっていたのですが、
雲の隙間からのぞく月は、本当にきれいでした
この3日間、雨を心配することなく、
みなさまに「石山の秋月」をお楽しみいただけてよかったです。
本堂では、毎年楽しみにされている方も多い「源氏物語ひとり芝居」と、
地元のバンドによる歌謡コンサートが行われました。
今年の秋月祭も本当に多くのみなさまにお越しいただきました。
ありがとうございました。
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