八大龍王社おそうじ
8月に入りました。
最近は早朝でも暑く感じます。今年の暑さは格別ですね。
さて、本日は八大龍王社のお掃除に、農業協働組合の方々が来てくださいました。
農協の皆さま、ありがとうございました。
無憂園の奥にある八大龍王社は、池の真ん中に祠があります。
この池は昔から龍穴(りゅうけつ)と呼ばれてきました。
平安時代、暦海和尚が龍穴の前の石に座って『孔雀経』を転読していると、龍王が喜ばれて池から出てきたという伝承が、『石山寺縁起絵巻』に描かれています。
それ以降、龍王は暦海和尚を守護したと伝わります。
この龍穴は、昔から日照りの時に拝むと雨が必ず降ったそうです。
雨が降らないことは、昔の人にとっては食料が不足することに直結し、死活問題になります。
そこで一大行事として雨乞いが行われました。
京都の神泉苑は、弘法大師さまが雨を降らせた場所として有名です。
雨を降らせることができた場所やお坊さんは非常に尊ばれました。
八大龍王社もそのひとつ、霊験あらたかな場所です。
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今日は久しぶりの雨でした。
この夏も田畑に水が行き渡るように、お祈り申し上げます。