正御影供
桜の盛りも過ぎ、新緑の美しい季節となりました。
本日は朝から御影堂にて
正御影供(しょうみえく)を執り行いました。
御影堂の大壇
正御影供は、弘法大師の御入定(ごにゅうじょう)された3月21日に、
その報恩のために行う法要のことです。
石山寺では旧暦になぞらえ、一ヶ月遅れの4月21日に毎年行っています。
お大師さまは、平安時代に唐の恵果和尚から密教を授かり、
真言宗を日本で広められた祖師です。
また、真言宗の祖というだけでなく、今も修行者とともに歩まれる存在です。
四国遍路の折には、歩む人とともに歩まれると伝わります。
これを「同行二人」という。
お遍路のときだけでなく、いついかなるときも、お大師さまが一緒にいてくださると意識しながら過ごします。
御影供は毎月21日に行っていますが
4月の正御影供は壇上をサトザクラで飾ります。
とてもきれいなお飾りですので、ご縁のある方は、ぜひご覧ください。
お大師さまのご宝号 南無大師遍照金剛