座主のお話

2025年4月21日座主のお話

正御影供

桜の盛りも過ぎ、新緑の美しい季節となりました。

本日は朝から御影堂にて
正御影供(しょうみえく)を執り行いました。

御影堂の大壇

正御影供は、弘法大師の御入定(ごにゅうじょう)された3月21日に、
その報恩のために行う法要のことです。
石山寺では旧暦になぞらえ、一ヶ月遅れの4月21日に毎年行っています。

お大師さまは、平安時代に唐の恵果和尚から密教を授かり、
真言宗を日本で広められた祖師です。

また、真言宗の祖というだけでなく、今も修行者とともに歩まれる存在です。
四国遍路の折には、歩む人とともに歩まれると伝わります。
これを「同行二人」という。
お遍路のときだけでなく、いついかなるときも、お大師さまが一緒にいてくださると意識しながら過ごします。

御影供は毎月21日に行っていますが
4月の正御影供は壇上をサトザクラで飾ります。

とてもきれいなお飾りですので、ご縁のある方は、ぜひご覧ください。

お大師さまのご宝号 南無大師遍照金剛

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