一羽の鳥から
例えば私は一羽の鳥を飼ってから、世界中の鳥が「鳥」という記号ではなくて、一羽一羽の個性に見え始めた。
よく庭に来る鳩は、暑いときには喉を鳴らしながら水を飲むし、
山の木を飛び回るヤマガラは、それぞれの鳴き方でさえずっているのがわかった。
ひとつの出会いによって、世界の見え方が変わることがある。
そういう出会いは多くの場合突然、何の前触れもなく起こる。
今日は苦しくても、明日には何かそういう出会いが待っているかもしれない。
ひとつの出会いが、世界の見え方を変えてしまうことがあるのだから。
