お知らせ

2025年3月21日お知らせ

国宝追加指定について

2025年3月21日
石山寺の国宝「淳祐内供(しゅんにゅうないく)筆聖教(薫聖教(においのしょうぎょう))」(73巻・1帖)に
10巻の追加指定が決まりました。

 

淳祐内供筆聖教(薫聖教(においのしょうぎょう))とは
石山寺第三代座主・淳祐内供(890-953)は菅原淳茂の子、菅原道真の孫にあたる人物です。


(「石山寺縁起絵巻」2人の僧に手足を抱えられているのが淳祐内供)

延喜21年(921)、師の観賢に従って高野山奥の院にある弘法大師の御廟へ赴き、
弘法大師の御衣に触れた際に淳祐内供の手に芳香が移り、いつまでも香りが残ったそうです。
その手で書写された聖教にも、芳香が移ったことから「薫聖教」と称されています。

 

淳祐内供関連展示のお知らせ
豊浄殿 春季紫式部と石山寺展「光源氏と運命の星」(3/18~6/30)にて

期間中、展示替えを行いますが
淳祐内供の弟子・元杲(914-95)の著作『金剛界念誦私記』の写本(国宝『漢書』高帝紀下・列伝第四 紙背)
淳祐内供自筆と考えられる『南天竺悉曇十八章』(国宝『延暦交替式』紙背)
如意輪観音に関する経典の注釈が書写される『護摩科文六種』(国宝『玉篇』巻第二十七 紙背)
を公開いたします。
※『薫聖教』ではありません
展示期間については展示リストをご参照ください。

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