多宝塔葺替工事10
7月より檜皮葺の屋根の葺替修理が行われている多宝塔(国宝)。
上軒付(うわのきづけ)の裏板を貼る作業が終わり、
今日は、呼び出し垂木(たるき)の解体が行われています。
呼び出し垂木は、屋根の美しいラインを出すという役割があります。
この解体で、呼び出し垂木の状態を見て、
傷んでいるものがあれば補修します。
東側の屋根(写真手前)の一部には、
すこしだけ軒付皮が積まれています。
軒付皮はもうすこし厚く積まれ、
全て積み終わったら、
最後に釿(ちょうな、または、ちょんな)という道具で
小口の部分を切りそろえるそうです。
このところ、目に見えるかたちで作業が進んでおり、
毎日少しずつ変わる屋根の様子を見ていると、
人間の知恵や受け継がれてきた技術のすばらしさを実感します。
明日から三連休。
良いお天気になるそうなので、
是非お参り・ご見学にお越しください。
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2012年2月まで、多宝塔を下層屋根の高さからご覧いただけます。
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