観音さまの日と台風被害
今日18日は観音さまの日。
この日お参りするとより多くの功徳を得られるとされています。
本日も多くの方にお参りいただき、ありがとうございました。
観音さまの日に開催される門前市「牛玉(ごおう)」さんも、
賑わっていました。
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さて、先日の台風18号は、各地で大変な被害をもたらしました。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、
被害を受けられたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。
また、滋賀県の被害も大きいことが報道され、
当寺にも各方面より早々にお見舞いのお電話をいただきましたこと、
厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、建造物および人的な被害はなかったのですが、
境内の複数の場所で土砂崩れがあり、
現在も本堂下の閼伽池から豊浄殿下までを通行止めにしております。
そのため、光堂周辺、紫式部の銅像、無憂園、八大龍王社、子育て観音へ
行くことはできませんので、あらかじめご了承下さい。
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台風一過の昨日の様子です。
16日の夜から朝にかけて降った雨で、
参道は川のようになり、
東大門が水に浸かってしまいました。
水圧で門の扉が開けられなかったそうです。
子育て観音さまから流出した土砂と倒木は、
無憂園入口付近を塞いでしまいました。
志納所から無憂園へ通じる道には
大きな木が倒れ、
右上見える茶色い部分が、崩れた箇所です。
左側に見える建物は屋根が壊れています。
この土砂崩れを上(子育て観音さまの前)からみたところ。
大きな木の根がむき出しになっています。
無憂園のお花を眺められる六角形の大観亭。
大きな木が今にも倒れそうですが、
他の木にかろうじて引っ掛かっており、
いつ屋根を直撃してもおかしくない状況です。
補陀落山の入口から八大龍王社へ通じる石畳も、
途中で土砂が崩れ、通れなくなっています。
国宝の本堂の裏でも小規模な土砂崩れがありましたが、
幸いにも本堂への影響はなく、いつも通りお参りいただけます。
現在、大津市消防団石山分団をはじめ、
関係各位のご協力を得て、職員共々復旧にあたっておりますが、
他にも数か所土砂が崩れており、
境内全体の回復にはまだまだ時間がかかるかと思います。
また、周辺の民家にも土砂が流入しているようです。
崩れた箇所は史跡等の指定がされていないため、
もちろん復旧のための補助金等はありません。
少ない人数と予算で境内を元の姿に戻すのはなかなか大変なことですが、
皆さまにはご理解の上、ご支援・ご協力を賜りましたら幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
なお、明日からの秋月祭は開催の予定です。
19日10時からは「紫式部供養法要」が行われますが、
これは、式部さんが当寺に七日間参籠し、
湖面に映える八月十五夜の月を見て脳裏に浮かんだ情景を書き留め、
これが『源氏物語』の「須磨」「明石」に活かされた…
と伝わることにちなみ、中秋の名月の日に厳修されています。
この機会にぜひ石山寺へお参りいただき、
近江八景「石山の秋月」を存分にお楽しみください。
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いよいよ明日から!
秋月祭 19日(木)、20日(金)、21日(土)
詳細はこちら↓
22日、本堂にて源氏物語を題材にしたオペラ「月の影」の
特別公演があります。詳しい内容は下のバナーをクリックしてご覧ください。
なお、ご近所の方や石山寺ご参拝の方で、
チケットのご購入を希望される場合は、
一般社団法人 石山観光協会でも
お取扱いしております(通信販売なし、現金支払のみ)。
また、秋月祭期間中、本堂周辺でも特別に販売する予定です。
秋季「石山寺と紫式部」展(豊浄殿、11月30日まで)
↑クリックすると詳細がご覧いただけます。
※淳浄館では、「54歩で読む『源氏物語』」展を開催しています。
2016年11月30日まで。入場無料。
詳細はこちら↓
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お問い合わせ
石山寺 Tel:077-537-0013
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秋月祭・オペラ「月の影」のお問い合わせ
石山観光協会 Tel:077-537-1105
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駐車場のお問い合わせ
石山寺観光駐車場 Tel:077-534-1600
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