式部展のみどころ(6)
9月1日から始まった秋季石山寺と紫式部展。
今季は重要文化財5点を含む全41点を公開し、
多くの見どころがあります。
そんな展示を、このブログで全7回にわたってご紹介しています。
第6回目は、
「石山寺一切経」(重要文化財)と「石山寺校倉聖教」(重要文化財)を
ご紹介します。
石山寺は創建当初から学問の寺でした。
約1200年もの間、蓄積され、大切に守られてきた
「石山寺一切経」と「石山寺校倉聖教」は、
世界的な経典の大コレクションとして、
古くから諸方の学僧や知識人に注目されていました。
どちらも重要文化財に指定されており、
「石山寺一切経」約3500巻は、
江戸時代中期に石山寺の学僧尊賢僧正が中心となって行われた
大修理と装丁の統一により、
きわめてよい保存状態にあります。
本堂の東北にある校倉経蔵に納められていた
約2000巻の聖教「石山寺校倉聖教」は、
約10年をかけて現代の修理が行われ、
2015年に完了する予定です。
今回、そのごく一部ですが、
石山寺一切経から「仏説金色王経」
(写真右、重要文化財、平安時代初期写)と、
石山寺校倉聖教から「虚空蔵菩薩求聞持法」
(写真左、重要文化財、平安時代中期写)
を展示しています。
古代の総合図書館ともいうべき2つのコレクションは、
後世に伝え残す価値があるとして現在でも注目され続けています。
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開催中
秋季「石山寺と紫式部」展(豊浄殿、11月30日まで)
↑クリックすると詳細がご覧いただけます。
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「54歩で読む『源氏物語』」展
(淳浄館、2016年11月30日まで。入場無料。)
詳細はこちら↓
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11月15日より30日まで
石山寺もみじライトアップ
←詳細はこちらをクリック
重要なお知らせ ライトアップおよび狂言の上演スケジュールが、 今年から一新されました。 石山寺境内(有料ゾーン=志納所より奥)のライトアップ および狂言の上演は、 15日(土)、16日(日)、21日(金)、22日(土)、23日(日) 24日(月・祝)、28日(金)、29日(土)、30日(日) です。 期間中の上記以外の日(平日の月曜日から木曜日)は、 無料ゾーン(東大門から志納所まで)のライトアップのみ となりますので、ご注意下さい。 →詳細はこちら お出かけの際は、必ず詳細をご確認ください。 ライトアップ期間中の恒例「狂言十八番」は、 今年も京都の大学生たちによって奉納されます(演目は毎日異なります)。 一昨年お披露目された「石山寺霊験」(木村正雄作)は 16・22・23・24・30日に上演される予定です。 この「石山寺霊験」は「石山寺縁起絵巻」第5巻第3段を 題材とした新作狂言で、 この場面は、 開催中の秋季「石山寺と紫式部」展(於:豊浄殿)にて、 ご紹介しています。 ぜひ併せてご覧ください。 |
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もっと石山寺を知りたい方は、
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をご利用ください。
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